前回のゲーム実況の記事で、撮ったときの録画環境を簡単にまとめます。
思い立って始めたことなので、手元にそろっていた機器やソフトを組み合わせて、寄り合わせる感じで行いました。
録画環境
Wii + HDMIコンバーター
『ロックマンXコマンドミッション』はゲームキューブ版とPS2版があります。ゲームキューブのソフトはWiiで遊ぶことができます。
ビデオキャプチャー
もともとSwitchのゲームを録画したくて買っていたもの。TVとゲーム機の間に、HDMIケーブルでつないで録画します。
持っているのはUSBメモリーで録画するタイプで、それをPCへ移して編集します。
キャプチャーボードとは別のもので、比べると安価です。 そのかわり、解像度が高いゲームは長く撮れない気がします。
声の録音環境
OBS
配信者には欠かせないソフト。オープンソースなので無料です。プレイしながら、声だけをこちらで録音しました。
マイクはもともと持っていたヘッドセットで、2000円くらいだった覚えがあります。録音のノイズ抑制や音量の平均化などはすべてOBSのフィルターや、編集ソフトまかせでした。
TV用ヘッドホン延長コード
TVの音がマイクに入らないようにするために買ったもの。100円均一で購入しました。ヘッドセットのヘッドホン側につないでTVの音を聞いていました。

編集
DaVinci Resolve (無料版)
操作に慣れるとできることがすごく広がる編集ソフト。有料版もありますが、無料版でも申し分ありません 。
USBメモリーで撮ったゲーム映像・音と、PCで撮った自分の声をこれで合わせて、聞きづらかったり見るのに不要なところをカットします。
声の加工もすべてこれ。(↓一例)
そのほか使ったソフト
Subtitle Edit (字幕ソフト)
Subtitle Editという字幕を編集するためのフリーソフトです。自動生成の字幕ぐあいがどうも気になったので使っていました。
とはいっても、一から手打ちはさすが大変だったので、非公開で一度アップロード後、自動生成された字幕をダウンロードして、それを編集していました。
Subtitle Editを使用するには、VLCという動画再生フリーソフトも合わせてダウンロードすると便利です。軽いので通常使用にもおすすめですよ。
ドローイングソフト (CLIP STUDIO PAINT・Photoshop)
言った後に、「あ、これどうしても図解がないと伝わらない」ということがたびたびありました。そういうときはファンアートで補完していました。
使っていたのは、いつもお世話になっているCLIP STUDIO PAINTです。
『コマンドミッション』のファンアート自体は描いたことはあるのですが、かなり久しぶりだったので楽しかったです。ふへへ。
Photoshopは主にサムネイル作成で使用していました。

動画作成で時間のかかったこと2つ

大変だったのは圧倒的に音声でした。設定を変えていないのに、なんだか前と違う気がするということがしょっちゅうで、非常に難しかったです。
できるだけ聞きやすくするため、OBSのフィルターで「EQ(イコライザー)」をはさんで音量を平均化していたのですが、それでも小声になったり大声になったり、リップ音が入ることも避けられず、そういうときはぶつ切りしてまで調整していました。(もっといい方法があったかもしれない)
さらに困ったことに、出力時の動画と、YouTubeでアップロードした動画の音がまったく変わるのです。詳しくないのですが、大きすぎる音はYouTube上で調整が入ったりするようで……。
そんな多くのフィルターを通るために、終始よくわからないまま作っていました。手で縫い物をするかのような作業になることもあり、結局最後まで慣れませんでした。
もう一つは編集です。カットとかテロップとかワイプとか入れる作業ですね。
こちらは夢中になれる作業だったのですが、1動画が見られる状態になるまで3日かかっていました。そう、プレイ時間より圧倒的に時間がかかる。
出力して確認して「テンポ悪いな」と気づいたら修正して、また出力して……というのを繰り返します。
YouTubeは再投稿ができないので、引用ミスもできる限り避けたいと思っていました。なので、作ってすぐアップロードはとても怖くてできなかったです。